うつ病と思ったら?回復には病院選びが最大の近道!選び方6選

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メンタル

実は私これまで、10年近く精神科や心療内科に通院し入院した経験があります。

今では精神状態も良く体調も回復した為、ブログを書くことができています。しかし酷い時には不眠に悩まされ、食事も喉を通らず、身体が動かなくなることも経験しました。

私が病院に通うきっかけになったのはIT企業に入社し、社会人1年目を迎えた頃からです。

その後、転職を繰り返し、10年間病気と闘いながら会社で仕事を続けていました。その間「うつ病」と「他の精神疾患」に悩まされ続けてきたのです。

今回は、そんなベテラン患者である私の経験から「優良病院」の選び方を知ってもらうべく、ご紹介していきます!ぜひ、精神科、心療内科、大学病院の病院選びの参考にしてみてください。

病院選びは最初が肝心

私のこれまでの社会人生活はまさに旅人のようでした。

新卒で就職。人事異動による転勤、転職。病状悪化による退職。環境が変わる毎に、幾度となく別の地域に引っ越し。また病院を探すという病院探しの旅を延々と繰り返していました。かれこれ10回以上も経験しています。

この病院探しの旅は私の人生において本当に無駄な時間となってしまいました。

しかしこの私の経験を元にこれから病院を探す方々のお役に少しでもなることができれば幸いです。

私は自分の実体験からうつ病が回復に向かう為には病院選びが如何に大事であるかを知っています!

ポイント1.初診をいつでも予約できる病院はよくない

私が経験した、優良病院(精神科、心療内科、大学病院)すべての医療機関において初診はスムーズに予約ができませんでした。精神科の初診予約は1〜2ヶ月待ち等も普通にあります。

しかしながら、よくない病院の多くはすぐに予約が可能。むしろ予約すらもいらない病院がある為、よくない病院との見極めに注意が必要です。

自分の健康状態とよく相談し、緊急を要さない場合には私の経験からも、よい病院の予約が取れるまで待ってみることをおすすめします。

ポイント2.初診なのに、あっという間に終わるのはよくない

よい病院であれば、一般的に初診は時間をかけてゆっくりと行うものです。

初診の内容は医師とのヒアリングがメイン。その内容としては、患者が病気になったきっかけを探って行くことから始まり、その身に何が起きているのかを慎重に判断していきます。

さらには、患者の人物像を読み取るべく生まれ育った家庭環境についても話は波及して行き、その人の経歴、行動パターンから徐々に精神分析を深めていくものです。これで、だいたい1時間はかかることでしょう。

さらにヒアリングの他にも各種診断テストの実施(発達障害診断、知能診断、精神分析、性格診断等)患者の精神鑑定を行っていくのです。この精神鑑定の結果は患者の参考資料兼、ヒアリング結果の裏付けとし、病名を診断していく上での参考情報としていく為のものです。

その後の診察では医師が患者と相談し、慎重に精神状態を見極めながら今後の治療方針の決定を下していきます。その結果、薬物療法と精神療法(カウンセリング)のどちらかを勧められることになります。もしくは薬物療法と精神療法の2つの治療を勧められることになるのです。

これが、よくない病院であれば、初診に関して、私の経験上10分程度で完了しています。

そもそも時間をかけて患者と向き合おうとする姿勢自体が無いように見受けられるのです。

治療時間が短いことで、患者の診察が不十分となっているのは明白。診察中、話をすれば行く度に医師の頭もリセットされていることを感じます。本当、無駄な通院回数が増えていくので非効率極まりない。さらに医師の診察自体が不十分であることから、きちんとした診断が下るのかも疑問が残ります。

ポイント3.自宅で患者にカルテを作成させるのはよくない

実はこれ、初診のヒアリングが不十分な病院ではよくある話なのです。

よい病院であれば診察中に医師が患者の話を聞き取り、カルテを作成してくれます。

私が経験したよくない病院の中には診察時間が一瞬で終わった挙句、特に話を聞いてもらえないまま通院をスタートする。すると、これまでの経歴を紙にまとめて、カルテを作成し提出をしてほしいという指示があったのです。これは中々うつ病患者には難しい注文だと思います。

これでは、あからさまに手を抜いているとしか思えません。さらに、自宅で作成するといっても医師が聞きたいポイントはどこなのか?書いている途中に何を書いていいのかもよくわからなくなります。これには不誠実さを感じました。さらにカルテ作成の為、無駄な通院回数も増えてしまいました。

医師が自分の手でカルテを作成しないこと、患者にさせることで非常に非効率になると思うのですが、よくない病院ではこういった手際の悪さと、対応の不誠実さが目立ちます。

病院の医師によって対応もかなり異なってくるので、必然的に病気回復までの道のりが遠回りとなってしまうのが現実。精神病といっても病名は多岐に渡り複雑。患者と向き合わなければ誤診も多いので中々回復に向かわないのです。

ポイント4.医師の先生が受け身なのはよくない

当たり前なのですが、精神科の診察中に行われることは、医師が患者の精神状態を確認します。

精神病は目に見えて状況がわからない病気ですから、他の病気とは異なっており経過観察することが非常に難しい病気です。その為、患者と話しをしながら経過観察を行っていくのが一般的。

さらに一見大丈夫そうでも、急にやばいことになるのが精神病の怖いところ。その為、医師は患者のことを定期的に観察する必要があります。その為、基本的に週12回程度の通院を義務付けられるのが通常のパターンです。

しかし、よくない病院では医師が受け身の為、患者の話をあまり聞き出そうとはしません。

さらに患者の目を見て話さず、リアクションも薄い。そもそも話を聞く姿勢ではないということがあります。精神病患者は往々にして自信を無くし、自分のことを見失っている精神状態にある為、状況を話していても、言動が的を得ないことがあるのですが、医師の診察そのものの内容が薄すぎる為、自分の状態がいいのか、悪いのか判別がはっきりできないことがあります。

ポイント5.大量の薬はよくない

うつ病あるあるですが、服用する薬の量と種類は徐々に増えていきます。しかしながら薬のボリュームに比例して、精神状態が回復に向かっている訳ではないのです。

薬が増えていくのは身体に耐性ができて薬に慣れてしまう為。薬の効果が薄れているだけなのです。医師と相談しながら薬の量、種類を徐々に減らしていくのがよい病院のやり方です。

やみくもに効果が出ないからといって処方する薬の量を増やし続けるような病院もあるので注意が必要です。

ポイント6.心理カウンセラーの低過ぎるスキルはよくない

心理カウンセラーは私の経験上、高スキルな人と低スキルな人のスキル差が激しいです。

精神病になる人は元々、過去に深い傷を背負っている人が多く、健常者に比べてほとんどの人は思考に偏りがあるそうです。よいカウンセラーであれば、患者の話を聞きながら思考マインドの癖にも気付けるようなので、患者と一緒になって思考状態を健常者と同じ方向に持って行くことを目指せるのです。

しかしスキルの低いカウンセラーであれば、そもそも気付きが少ない為、的確なアドバイスには期待できません。これでは保険適用外治療となる高額な医療費を支払うメリットは何も見出せなくなるでしょう。

最後に

病気のことを理解しようと、私と向き合ってくれた医師の先生方は多勢いらっしゃいます。しかしながら、通院する度に「これ、本当に通う意味あるの?」と頭に疑問が残るような病院がたくさんあるのも事実です。

個人的な感覚の話をしますが、うつ病になった頃はどこか自分に残された時間が僅かしかないような気がし、時限爆弾のように近いうちに爆発してなくなってしまうような感覚を持っていました。

精神的にも体力的にも参っており、本当に限界が近づいていたのかもしれません。

この経験から、私は一度うつ病になってしまうと破滅へのタイムリミットがセットされてカウントダウンが始まっていくようにさえ感じてしまいます。

自分自信の限界が訪れる前に、よい病院を探し出すのが回復への近道なのだと考えています。

以上

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