母子家庭育ち男性の性格的特徴〜複雑な恋愛観の原因〜

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メンタル

気になる片思いの相手や恋人が母子家庭で育った男性の場合、何を考えているんだろう・・・。

そんな不思議な感覚に陥ったことはありませんか?

今回、母子家庭育ち男性の性格的特徴と合わせて恋愛観もご紹介をしていきます。

決して、100%全員の男性に当てはまる訳ではありません。

人格形成について

有名な神経病理学者であるフロイト博士は人格形成には家庭的要因、集団的要因、社会・文化的要因の3つが大きな影響を与えると話しています。

その中でも家庭的要因である、生まれ育った家庭環境については最重要項目として位置付けられており、脳の発達具合と性格に影響を及ぼすと言われています。

また「親の背中を見て育つ」と言った言葉がありますが、母子家庭であること。さらに子供が真似をできる父親が不在だったことによって、その性格においても特徴が現れます。

子供の頃の性格については社会経験を通して一定の変化はもたらされますが、大人になってからも本質的な性格が変わることはありません。

その為、母子家庭育ちの男性と円満な家庭を築いていきたいと思っている、パートナーの方には理解が必要になると考えられます。


母子家庭のケース

母子家庭には大きく分けて4つのケースがあります。

  1. 死別による母子家庭で、愛情を受けて生まれ育ったと感じる男性
  2. 離婚による母子家庭で、愛情を受けて生まれ育ったと感じる男性
  3. 死別による母子家庭で、愛情を受けられずに生まれ育ったと感じる男性
  4. 離婚による母子家庭で、愛情を受けられずに生まれ育ったと感じる男性

まず、1〜4のパターンに共通して付き纏うのは貧困であること。保険や養育費を受けられても一般家庭と比較すると、生活が苦しいことに変わりはありません。

さらに貧困は生活面のみならず、精神面を蝕みます。心の貧困は性格面において大きな影響を与えます。

また、3、4のケースように父親が不在。さらに母親からも十分な愛情を受けられずに生まれ育ったと感じる男性については、ここで紹介するような性格的特徴がより顕著に現れる傾向となります。

性格的特徴、複雑な恋愛観の原因12選

愛情に飢えている

シングルマザーで頑張っている人は育児、家庭に仕事と忙しく、子供と十分な時間を過ごすことができずに、結果的に子供の気持ちに寄り添えないといった問題行動が現れます。

父親の不在と母親の愛情不足によって、生まれ育った子供は大人になってからも他者との価値観の違いによって疎外感を感じることになり、十分な愛情を受けられずに育ったことに苦悩します。

愛情不足が原因となり、どうしようもない欲求不満から子供時代には様々な問題行動が目立ちます。大人になってからは自分の経験から心は鈍感になり、気付かない内に他者を傷つけてしまうこともあります。または鈍感であることを自覚することで他者と関わるのに嫌気が指すようになります。

自己肯定感が低い

親から受けられた教育の時間。さらに褒められた経験や成功体験の数は一般家庭で育った男性と比較すると、どうしても少なくなってしまいます。

これにより、母子家庭で育った男性は自信を持つことが難しく、自己肯定感が引くなりがち。さらに母子家庭で育ったというコンプレックスが常に付き纏う為、一般家庭で生まれ育った人には負けたくないといった強い気持ちから、非常に負けず嫌いな性格になる傾向があります。

大人になってからも、その負けず嫌いな性格が災いしてしまい、物事が中途半端になりがち。まず、成功する前に途中で諦めてしまうといった、極端な行動が目立ちます。

劣等感を抱く

母子家庭で生まれ育った男性は一般家庭で育った人に対して、羨ましさを感じています。

パートナーに対しても同様で、自分の生まれ育った家庭環境と比較してしまい、強い劣等感を抱き価値観を共有できないと感じてしまいます。

さらに価値観の違いを不憫に思うことから、恋人に対して申し訳ない気持ちを感じることがあります。この価値観の違いが長期的な深い人間関係を築くことの弊害になります。

人を信用できない

家庭円満で無かったことから、人を簡単に信用することができないといった特徴があります。これにより、他者とのコミュニケーションにおいても一定の壁を作ってしまい苦手意識を持つようになります。

特に異性関係については慎重です。あまり恋人を作ろうとはしません。大前提として人を信用しない為、いつか裏切られるといった恐怖心があり、恋愛については受け身な傾向となります。

不器用な愛情表現

母親から十分な愛情を受けられて育っていない為、他者への愛し方も不器用となります。その特徴としては、無関心、束縛、DV、依存症といった恋人に対して、極端な行動が目立ちます。

しかし、どれも愛情欲しさゆえの行動。唯一のパートナーを失いたくないがための行動に よるものです。これらの極端な行動については特に恋人との関係性が上手くいかない時に現れます。

落ち着いた雰囲気

心の貧困によって、子供時代から我慢を強いられていたことで忍耐強くなります。しかし、その反面自分の意思が尊重されない場面が多かったことから現実的で冷淡な性格となります。

自己主張は限定的で控えめです。

その苦労した経験から落ち着いた雰囲気となり、大人びた印象を受けるようになります。

気分の浮き沈みが激しい

孤独に強い為、何でもできそうと思われますが、衝動的になることがあります。

特に上手くいかなくなった時には精神的な脆さが際立ちます。その脆さは時に自尊心の低さと相まって破滅的な衝動に変化することがあり、危険で不安定です。

これは信用できる人が近くで支えてくれることで未然に防ぐことができます。

コミュニケーションが苦手

母子家庭で生まれ育った為、父親という存在が、どういうものかよくわかりません。これにより、年上の男性や年長者との付き合い方には苦労します。

学生時代には年上の先輩や教師、社会人になってからは上司とのコミュニケーションには不器用さが露骨に現れてしまいます。

幸せな家庭への強い憧れ

一般的な家庭に憧れが強く、結婚の理想は非常に高いです。自分が母子家庭で生まれ育った為、自分の家族には苦しい思いをさせたくないといった心理状態が現れ、家族の為に努力するタイプは多くいます。

しかし、理想を追い求め過ぎる為、頑固で融通の効かない性格が出てしまい、パートナーを混乱させることもあります。その為、恋人選びには非常に慎重となります。

また暗い家庭で育ったトラウマが強い場合には本人を苦しめます。男性が女性を幸せにするものといった一般的な考え方から、母子家庭で育った男性は幸せにすることができるのかといった疑心暗鬼に陥ってしまう為、自信を喪失してしまい、最終的には結婚への意識は薄れていきます。

愛情表現が淡白

恋人への愛情表現は直接的ではなく、回りくどい傾向にあります。愛情表現自体が苦手であり、淡白でもあります。

そもそも自分自身への愛情も枯渇している為、他者へ向けれる程の愛情は僅かしか残されていません。母親に降り注がれた愛情の度合いにもよりますが一般家庭と比較すると、父親の不在によって生じてしまった愛情不足は避けれないのが現実です。

金銭感覚が独特

子供時代を貧困家庭で育ったことから大人になってから、自分で稼いだお金の使い道には偏りが出るようになります。

1円でも出費を減らしたいといった極度なまでの節約家。またはギャンブル依存、給与に見合わない高級ブランド品への依存といったように、金遣いが荒くなる傾向があります。

母親思い

受けられた愛情の度合いに関わらず、苦労して育ててくれた母親のことを大切に思うようになります。しかし、母親が子供に依存する傾向も強く、行き過ぎると共依存の関係性となってしまい、マザコンとなります。

まとめ

母子家庭で生まれ育った男性は性格的に偏りが生じる傾向があります。苦労した経験から簡単に心を開くことはありませんが、心を許した女性に対しては、決して裏切ることはありません。

優しく家族思いな男性として、真面目で一途です。

パートナーになる女性にとっては、この特徴に理解を示してあげることが大切。時折見せる精神的な脆さに呆れて、同情心を持つのではなく、あくまでも支えてあげることが重要です。

パートナーとよい関係性を築く為には、揺るがない信頼関係を築き上げることが最も大事なのです。

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著者は心理臨床家として様々なケースに立ち会われてきました。この本では現代社会において、あまり公表されていないグレーゾーンともいえる、マイノリティな人々の幼少時代について、生き辛さが語られています。

この本を読んだことで、私は生まれながらに感じていた疎外感が少し救われた気持ちになりました。

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