生きづらい原因は少数派であるから!マイノリティが背負う苦しみ

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メンタル

みなさん、自分が「普通の生き方」にとらわれている、そんな風に感じたことはありますか。

十分な愛情と教育を受けて、育った方は自分が普通の人であることを実感できるでしょう。そんな普通の人にとっては、人生を人並みに歩むことは難しくないことかもしれません。

しかし、生まれ育った環境は皆、平等ではないのが現実!実際に普通とは到底かけ離れた環境で、生まれ育った方は大勢います。一度、自分に問いかけて見てください。今、自分らしい生き方を送れてますか?

無理をして、自分らしさを捨て去った人生を送っている場合、辛く苦しいはずです・・・。今回、普通の生き方にとらわれてしまい、一人では抜け出せず、生き辛さを感じる人に向けた記事を書きました。

もし、あなたが見えない鎖にとらわれているようであれば、その鎖を断ち切ることは容易ではありません。この記事を読むことで、心の重荷を少しでも取り去ることができれば、幸いです。

普通の生き方にとらわれる原因

多くの人は生い立ちに関係なく、親や周囲の人から期待を受けて、普通の生き方を求められます。受験勉強に励み、高校から大学へ進学。企業に就職するという一般的な普通の生き方。

この普通の生き方を違和感なく、簡単に受け入れられる人と、受け入れられない人がいます。では、普通の生き方を受け入れられなかった人はよくないのでしょうか?

そもそも、生まれ育った環境が平等ではないことから、スタートラインが違う。しかし、チェックポイントである高校や大学。そして、ゴールともいえる企業への就職は皆一緒。

これでは、ゴール(就職先)に差が出るのも、当然の結果だと思いませんか?

勿論、個人の努力に差はあります。しかし、これでは非常に理不尽、矛盾しています。受け入れられなかった人は、普通の生き方を求められるだけはなく。無理をしているにも関わらず、その差は開くばかり。

いつまで経っても、結果は追いつきません。世の中は、多数派の普通環境で生まれ育った人達が、過ごし易いように造られた社会構造。少数派の普通とはかけ離れた環境で育った人達は、社会で成功し難いのが現実。

マイノリティとマジョリティを考える

日本社会では自分の失敗を生まれ育った環境のせいにすることはよく思われていません。しかし、かの有名なノーベル経済学賞を受賞した米国の権威。ヘックマン教授は「人生は実家の収入で決まる」このように発言しています。40年に渡る追跡調査から「幼いころの環境が大事」であることが、事実証明されているのです。

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これにより、成人を迎えてから、マジョリティ(多数派の普通環境で生まれ育った人)と、

マイノリティ(少数派の普通とはかけ離れた環境で育った人)では人生に差が出るのは明らか。

では、マイノリティは幸せを掴み取ることができないのか?私は自分の適正を理解し、個性を発揮することができれば、十分実現可能であると考えています。しかし、無理をして、普通の生き方を送り続けるようであれば、いずれ限界を迎えることになるでしょう。一生涯に渡り無理を続けることができる程、強い人はいません。

重要なことは自分が「マイノリティ」もしくは「マジョリティ」のどちらであるかを認識すること。

所属先を正しく理解することで、本当の自分と向き合うことが大切です。

マイノリティが生涯に渡り背負う悩み

苦しい現実ですが、マイノリティ(少数派)が生まれながらに生き辛さを抱えるのは当然のこと。

世の中の大部分は、普通の人である、マジョリティ(多数派)向けの世界。

マイノリティが「普通の生き方」を無理して、続けることは懸命な判断ではありません。事実、私は複雑な環境で生まれ育ちましたが10年に渡りサラリーマンとして働いた結果、得れたのは多少のビジネススキルのみ。

結局は毛並みの違いから、生涯勤め上げることはできないと判断し、身を引くことにしました。

この決断は私だけではありません、似たような環境で育った人々の多くが同じ決断をしています。

これから、気付いたことは早いうちに自分と向き合うことができれば、苦悩する時間を最小限に留めることが可能だったということ。ここではマイノリティが自分と向き合うべき、3つの事柄をご紹介していきます。

①進学することに向き合う

マジョリティの多くは普通の環境で育った為、義務教育以外に、その人の知性に応じて、高校、大学への進学。

それから、進学する為に必要に応じた教育を受けられています。しかし、マイノリティの多くは貧困や周囲の環境から教育について、消極的になるケースが目立ち、十分な教育を受けられていない人は大勢います。そんな中、個人の努力で補うことができる人は極一部。

適切な知性を養うことができない状態で、大学に進学する学生は大勢いますが、これは自分らしい決断であったといえるのでしょうか。

周囲の意見に流されて、とりあえず、適当に誰でも入学可能な大学に進学したということはないでしょうか。

もし、安直に決断をしたというのであれば、未来は明るくありません。きちんとした教育を受けられた人が、有名大学に入学し易いのは事実。その後の人生は明るい未来が待っていることでしょう。周囲もそれだけの時間とお金を費やして来ました。

マジョリティとマイノリティの違いは生い立ちにあります。同じような生き方をすることが正しい選択であるとは限りません。大学に進学することで、将来の成功が約束される訳ではないのです。

考えるべきは普通の生き方にとらわれていないかということです。

自分の特徴や個性を失うことは自ら成功できる可能性を狭めていることにもなるんです。

もし、無理をしているようであれば必ず限界が訪れることになります。

②職業選択と向き合う

マジョリティの多くはサラリーマン等の安定した仕事に就いています。そして、その世界で働くことに対して、違和感を持つことはないでしょう。なぜなら自分が生まれ育った環境から同じ生き方をしてきた親がいます。

見習うべき、大人が近くにいることから普通の価値観は養われていくのです。つまりマジョリティはマジョリティとして生きる道こそが最善であり、ベストな選択。

反対にマイノリティは普通とはかけ離れた生い立ちである為、能力を発揮する為には職業選択において、極めて慎重に自分と向き合わなければなりません。サラリーマンの多くはマジョリティ。同じ世界に身を置けば、犬猿の仲になることは周知の事実。考えてみてください、昔から友人の多くは同じ価値観を持っていたはず。

合わない人との人間関係を続けることは非常に困難です。さらに代々続くサラリーマン家系が多数派のマジョリティ。いずれ訪れる、出世争いでは強力なライバルとして対峙することになります。

これでは力に差が出るのも仕方ありません。このハンディキャップを補う為、何倍も努力が必要でしょう。

マイノリティとは、これまでの環境に差があり過ぎます。その為、彼等がマジョリティとして生きることは茨の道。中には成功者もいますが、マジョリティの成功体験の数には劣ります。

世間体がそんなに大事でしょうか。決して「普通の生き方」にとらわれる必要はないと思います。

本来、マイノリティにはマイノリティらしく、生きる道が用意されています。

逆にマジョリティがマイノリティの生き方に憧れを持っても能力は発揮できません。

日本が生んだ20世紀最高の芸術家、岡本太郎。彼の生い立ちは複雑なものでした。マイノリティであったからこそ、磨かれた芸術的感性であることは誰もが知っています。その他に複雑な生い立ちから、カリスマ性を持つ起業家や成功者は大勢います。極端な例えではありましたが、皆、才能と努力では決して掴み取ることができない、生まれ育った環境から得た能力があるのは事実。

自分が何者であるかを真摯に向き合うこと。適職に就くことが、人生を苦しみから解放する方向に導くのです。

③マズローの5大欲求と向き合う

有名な心理学者であるマズローは人間心理学の生みの親と言われている人物。そして、彼が提唱したマズローの5大欲求とは人が生きていく為に必要と考えられる基本的、本能的な欲求を示します。欲求内容は以下の通り。

マズローの5大欲求から、人生において如何に仕事選びが大切かを学び取ることができます。

第1段階:生理的欲求 「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」等の本能的な欲求。
第2段階:安全欲求 安心、安全な暮らしへの欲求。
第3段階:社会的欲求 友人や恋人、家庭を持つ、会社に受け入れられたい欲求。
第4段階:承認欲求 他者から認められたいと思い、願う欲求
第5段階:自己実現欲求 人生観に基づき、なりたい自分を実現したいと願う欲求。

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 第1段階で、まず生きる為に必要なことをやろうとします。人は本能に忠実です。そして、第2段階において、安心することが必要。心身共に安定していなければ、何事も行動に移せません。

第3段階では大人は社会的不安から仕事に就くことを求めます。しかしならが、この段階で仕事が順調に進まないようであれば、次のステップである、第4段階に進むことは難しい。仕事や親密な相手から承認されたいと思う、承認欲求が生まれることはありません。

さらに第5段階である、自己実現については夢のまた夢といった程遠い状態に陥ります・・・。

つまりは、人は仕事が上手くいかなければ、人生において次のステップへ進むことができない。恋人や家庭を持とうとは思わないということが証明されています。

これにより、社会人として最初の課題である、仕事をクリアしないことには、まともに恋愛する気持ちすら、生まれないことが分かります。このことから分かる通り、幸せになることは非常に困難。

その為、人生を好転させる、唯一の方法は欲求に忠実であること。

自分らしく振舞うことが大切です。無理に本来の自分から、かけ離れた仕事に就いても第3欲求である、社会的欲求を満たすことはできません。

本来、マジョリティはマジョリティとして生きる道があり、マイノリティはマイノリティとして生きる道が用意されています。如何に早い段階で自分の生きる道を見つけ出すことができるか。それこそが幸せになる近道。

人間心理学では全ての欲求を満たすことが、人の成長に繋がると考えられています。その為には、世間体に縛られず、自分らしく生きることが最も大切なことなのです。

まとめ

自分の生きる道を見つけ出す為に、掛かる時間は人それぞれだと思います。特にマイノリティはマジョリティに比べると、生きる道を見つけ出すのは難しいのが現実です。

しかし、偽りの仮面を被り続け、マジョリティっぽく生き続けることは辛く苦しい生き方。

これでは生涯に渡り、孤独感と窮屈さを感じることでしょう。

早いうちに本質に気付くことで、仮面を捨て去り、自分らしく生きてみると世界は変わるはず!

一人ではありません!少なくとも、私は普通の生き方にとらわれた苦しみを知っています。仲間がいると思って勇気を出して、個性を発揮していきましょう。アラサーを迎えた、おじさんからのメッセージでした。

以上

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